知見と想念の化学反応から商品開発、事業開発のミライの指針と課題を浮き彫りに!
座談会前編 -「商品」、「事業」の現状と問題認識
「商品開発、事業開発の過去、現在、そしてミライ」をメインテーマに、11月14日(水)原宿ウェルコインタビュールームで有識者座談会を開催致しました。様々な意見が飛び交う中、改めて、「商品」と「事業」の現状と問題が再認識されました。
■座談会メンバの最近の注目、関心事
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■「商品」現状と問題認識
座談会メンバに自身の消費スタイルを起点に、消費動向や商品価値に関して意見交換した結果、「商品」の現状と問題認識は、“面白いもの”、“役立つもの”、“欲しいもの”、“必要なもの”、“十分なもの”、“つまらないもの”、“危ういもの”と、商品に対する期待の温度差から7つの要素に集約されました。

■「事業」の現状と問題認識
『事業』の現状と問題認識は、「マーケティング」、「技術」、「経営」、「バリューチェーン」、「(人の)特徴」、組織」の6点に集約されました。失われた20余年の停滞は、「マーケティング」には旧態依然の体質、「技術」には保守的な商品開発、「経営」にはイノベーションマインドの欠如、そして「組織」にはモチベーションの欠如という膠着状態を生み、日本人の特性とも相まって、事業革新を阻む元凶となっていることが浮き彫りなりました。
他方、停滞期における経営戦略として事業の集中と選択が推進されてきましたが、収益性と効率性を追求するあまり、リスクテイクする大胆な戦略、事業展開ノウハウが蓄積、共有されず、組織力も疲弊し大変厳しい現状となっています。
この状況を打開すべく、大企業とスタートアップベンチャーの共創やネットを活用した商流、物流の再構築など、事業革新の突破口として「バリューチェーン」をテコとした様々な取組みが行われており、事業革新への情熱、力量、そして本気度が問われています。
※PDF版は、こちらよりダウンロードください。

■座談会後編
座談会の後編では、今回認識された「商品」と「事業」の様々な問題、難題への処方箋やアプローチ方法について議論、考察します。
開催は、新年の1月上旬を予定しています。