サンクスギビングデーからホリデーシーズンのスタート!
皆さん、こんにちは。ニューヨークはいよいよ冬シーズンに突入しました。気温がマイナスになる日も増え、マンハッタンを歩く人々もニット帽にマフラーの重装備になりつつあります。
11月末には感謝祭(サンクスギビング)、そして12月のクリスマスといよいよホリデーシーズンの到来です。サンクスギビングは11月の最終木曜日と決まっており、その翌日はブラックフライデー、ビジネスをする人にとっては一年の中でもビッグな商戦が繰り広げられる時期です。サンクスギビングは、元々は神の恵みに感謝して収穫を祝うもので、アメリカでは家族や親しい人で集まり、食卓を囲み、愛や感謝を伝え合うアメリカでもクリスマスに匹敵する国民の祝日です。

感謝祭の由来はウィキペディアに譲らせていただくとして(興味のある方はこちらを参照ください )、
感謝祭が近づくと、学校でも感謝祭を学ぶようで、4歳の娘もプリスクールでサンクスギビングの歴史、意義、そして自分の家族ではどんなふうに過ごすのか、などを学ぶようです。娘が学校から持って帰ってきたサンクスギビングの教材をパラパラとめくってみると、塗り絵をしながら学べるプリントが中心で、知識を学ぶというよりも、まずは手を動かして塗り絵をしてサンクスギビングのイメージを作り、そこからサンクスギビングのストーリーを展開していく構成になっているのでしょう。


そしてもう一つ、これは素敵だなあと思ったのが、そのプリント教材の中に、先生から生徒への感謝のメッセージが表彰状のようにカード形式になって送られているものが入っていることでした。
先生から娘への感謝のメッセージには、"You care and share"と書かれており、"お友達への心配りと、共有をしてくれること"に感謝してくれていることが分かり、親としても子どもの日頃の学校生活の様子や良いところをこのメッセージから受け取り、知ることができるのはとても有難く、嬉しいことに感じました。
先生から生徒全員、一人一人に、その生徒への感謝のメッセージをプレゼントしてくれるというのはいいですね。
日本でもディズニーが有名ですが、サンクスカードを渡し合うというのを企業内で実践していたりしますね。
企業での実践は組織のコミュニケーションを活発にしたり、関係性をよくしたりするのを目的としていますが、皆で集まり日頃の感謝を交わし合う機会が年に1回あることは、日々の目に見えない感謝や自分を支えている関係性に改めて気づき、またそれらを育み、紡いでゆく機会となるとても素敵な行事だと思います。
写真(筆者撮影):娘の学校の先生から娘への感謝のメッセージプリント
ホリデー商戦開始!

さて、サンクスギビングデーから始まるホリデーシーズンは、アメリカでも大型連休の相次ぐ大きな商戦機会となっており、この時期は様々なお店のセールやクーポン合戦が繰り広げられます。
我が家の郵便ポストにも、購入したことのあるお店や、それ以外のお店からのブラックフライデーセールやクーポンのダイレクトメールが溢れるようになってきました。
いつもお世話になっているAmazonさんからも、早々に、子どものクリスマスプレゼントのカタログが届き、キッチンテーブルの上に置いておいたところ、目ざとく4歳の娘が発見し、夢中でカタログを眺めていました。
このおもちゃカタログ、なかなかやるんです。
私もおもむろにカタログを開いて眺めていると、「むむ、おぬし、やりおる。。」という気持ちになっていきました。
大人に簡単に捨てさせないデザイン、子どもが飽きずに眺める工夫、そして親子でクリスマスのプレゼントをコミュニケーションし合える仕掛けなど、随所にデザインの工夫がなされているのです。
写真(筆者撮影):送られてきたAmazonのクリスマスギフトカタログDM
子どもが大好きなシールと親が思わず知りたくなる仕掛け



親に簡単に捨てさせないアナログな情報、コミュニケーション機会の提供



Part2では、ブラックフライデー用、親のショッピングのための子どもを預かるサービス、映画館の最新事情、そして競争が激化する動画配信サービスをご紹介させて頂きます。
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