巨大3Dプリンターで建てたコンクリートの家で低所得者地域を救え


まずトップバッターにご紹介するのは、巨大3Dプリンターで家をつくるICON社のファウンダーである、カナダ出身のAlex Le Rouxさん。日本でもニュースやネット記事で紹介されているので、ご存知の方も多いかもしれません。テキサス州オースティンで創業したICON社、オースティンはシリコンバレーやサンフランシスコ、ニューヨークといった都市と比較して、生活費や経営コストが低く、次世代の才能が多く集まるスタートアップのメッカとして名を馳せつつあります。

1. Affordability(価格の高さ:平均的な人でも家を買えない),2. Sustainability(サステナビリティ:住居建築は非効率で不経済),3. Availability(入手可能性:10億人の人が必要な最低限の住まいを持てない)
"ICON社は、3Dプリンティングロボットやソフトウェア、先進的な素材を活用し、人類(人間性)を前進する先進的な建築技術を開発します"
ローカルな飲食店オーナーを救え
レストランと顧客、双方にとってハッピーなデジタルプラットフォームを届けるLunchbox


元々通ってくれていた顧客に戻ってきてもらい、テイクアウトやデリバリーをオンラインでしてくれるほうが、違った結果を生み出すのではないか。
そこで、Lunchboxでは、飲食店オーナーと顧客の双方に真に役立つようなレストランオペレーションを可能にする、導入が簡単で低コストのオンラインソフトウェアだけでなく、ブランディング、マーケティングツールなどをオールインワンのSaaS(Software as a service)として提供しています。
オンラインのデリバリー、テイクアウト、ケータリング、カーブサイドピックアップ(店舗外の駐車場などのスペースで品物を渡すソーシャルディスタンシングを考慮した引き取り方法のこと)といった主要な飲食販売だけでなく、店舗外のエリアで自社メニューを販売できるクラウドキッチン、さらには、ウェブ、アプリ、テキストメッセージ、Facebook上でのビジネス展開や顧客とのコミュニケーション、デリバリートラッキング、電子メールマーケティング、飲食店で利用できるギフトカード販売や寄付の機能など、飲食店のコロナ禍でのビジネスを全面的かつきめ細やかにバックアップする機能が揃っています。
Lunchboxというネーミングも、お弁当箱が持つ、複数の食べたいものが一つの箱にコンパクトかつコスパよく入って食べられるというイメージが、同社のSaaSソリューションやサービスにぴったりですね。
コロナ禍でも、同社は売上30%増、自社顧客は昨年度比925%増。
今後もローカルで小規模の飲食店向けのソリューションを強化していくといいます。
こうした、飲食店オーナー目線で痒い所に手が届くSaaSでの展開は、ひとえに、Nabeel Alamgirさんが飲食業界でフロントからバックと様々なポジションで働いた原体験と課題認識が源になっているといえるでしょう。現場での原体験と観察をもとに、業界が抱える課題を一つ一つ解きほぐし、進化し続ける同社のビジネスに驚くばかりです。