切れないなら、カッターで切ってしまおう
― Reynoldsのラップ ―


ワンプッシュで、効率的にオイルを塗布
― トレーダージョーズのスプレータイプのクッキングオイル ―
続いてご紹介したいのは、これもこちらに来てから手放せなくなった、スプレータイプのクッキングオイルです。

日々の買い物のルーティンに入っているスーパー、トレーダージョーズ(Trader Joe’s)で2.49ドルという手軽さが魅力の、キャノーラオイルスプレーです。
日本ではスプレータイプのオイルは主流ではないと思いますが、こちらアメリカでは、パム(PAM)というブランドがメジャーで、スーパーやターゲットなどの小売店で簡単に入手できます。
こちらに来て初めてスプレータイプのクッキングオイルを使うようになりましたが、アメリカでは通常の液体タイプとともに、このスプレータイプのオイルが使われているようです。
週末の朝食にソーセージやパンケーキを焼く、夜ご飯に肉を焼く、野菜をオーブン焼きにするという程度で日常で手の込んだ料理はあまりしないアメリカでは、家庭でのオイルの利用量、頻度はそこまで多くないかもしれません。
それと比較して、和食から中華、イタリアンなど、炒め物から揚げ物まで、油の量も様々なレシピを日々献立の中で作る日本、この食文化の違いも大きく反映された結果、日本では液体タイプのオイルがメインであることが考えられます。
ちなみに、アメリカ料理はポテトフライ(フレンチフライ)やハンバーガーなど、油をたくさん使った料理が多いですが、専ら、レストランやデリバリーをして食べます。
スプレータイプは油の量が比較的少なくて済むため、炒め物や焼き物の際にはフライパンにこのスプレーをプシューと一吹きして使うようにしており、ホットプレートなどでホットケーキを焼く際にも重宝しています。
こちらのトレーダージョーズのスプレータイプのオイルは、この1年でパッケージデザインががらりと変わったのですが、この新たなデザインでは、スプレーの一吹きも刷新されました。


使い方はごく簡単で、キャップを取り除き、スプレーを一吹きするだけです。
通常スプレーで塗布すると、円を描くようなかたちでスプレーが噴出されると思うのですが、こちらのトレーダージョーズのオイルスプレーを一吹きすると、、、なんと、噴出するオイルが90℃くらいの角度の扇状に噴出されるのです。
この扇状のスプレー噴射により、手を左右に動かすだけで、フライパン面に効率的に油を塗布することができるのです。今までの円面タイプの噴射デザインの場合、フライパンの中心から演習外側に沿ってぐるぐるとスプレーを噴射しますので、噴射時間が5秒前後かかっていたのではないでしょうか。
こちらのタイプになってから、左右に動かすだけになりましたので、およそ2~3秒、約半分の塗布時間で済みます。
油を効率的に塗布する、というスプレータイプのオイルのデザインをさらに進化させたこの噴射部分のデザイン、初めてこの新デザインの製品を使った際に、思わず、「おお~」と言葉が漏れてしまいました。
この噴射口をじっくり見てみると、通常のスプレー缶は、噴出孔部分は丸くデザインされていますが、こちらのオイルスプレーは噴射口が長方形で、噴射面が直線にデザインされています。なかなかユニークなこの噴射のデザイン、効率的にオイルを塗るというニーズの中身を「より少ない量と時間でムラなくフライパンにオイルを塗る」という要件に定義した結果、この噴射口のデザインが採用されたのでしょう。
ここでも、"効率性"を具現化した機能が鮮やかに展開されています。