- プロローグ 30年ぶりに新たな連邦の祝日が誕生 ―ジューンティーンス(Juneteenth)
- Part1. ローカルに都会のテイストをミックスしたニューローカルビジネス
- Part2. 手触り感のある心通った時空間を提供する小さなホテル、リノベーションした不動産販売、週末バケーションに沸くキャッツキル
- Part3. 週末移住文化とコロナウィルスによるパンデミックが生んだ3種類の部族
30年ぶりに新たな連邦の祝日が誕生 ―ジューンティーンス(Juneteenth)

ニューヨーク市内での行進が復活!
ニューヨークプライドマーチ月間

このプライドマーチ月間を支持し、共に活動するために様々な企業がこのプライドマーチ月間とタイアップした限定商品を販売し、活動を支援していることも印象的でした。


例えばレゴ社は"Everyone Is Awesome"と名付けられたレインボーカラーのレゴ人形のセットを発売、同じく玩具ではカードゲームUNOが"PLAY WITH PRIDE"と題したプライドマーチバージョンのUNOを限定販売しています。
アップル社はレインボーデザインのアップルウォッチ、アパレルではスニーカーを展開するコンバース、スポーツアパレルのリーボック、アンダーアーマー、そしてオールドネイビー、カルバンクライン、大手リテールのターゲットやコールズなど、実にたくさんの企業がこのプライドマーチ月間をコンセプトにした商品をリリースし、その売り上げをLGBTQ+を支援する団体に寄付するなどして支援を行っていました。
おもちゃやアパレルなど日常で身近な商品を通じてプライドマーチ月間に触れる機会にもなり、子どもと一緒にプライドマーチについて学ぶ機会にもできそうです。
夏休みが本格的にスタート
緊急事態宣言の全面解除とトラベルシーズンの到来
日本の軽井沢?セカンドハウス、別荘地として人気が高いアップステート
キャッツキル、ハドソンバレー
今回の旅行で訪れたのはアップステートの中西部に位置するキャッツキルというニューヨーク市内から車で2~3時間ほどの地域です。
スキーリゾートや山間の別荘地が拡がるエリアにある牧場のテントに2泊3日、少し南下し、リビングストーンメナーという最近地域活性化を進め、おしゃれな旅行先として人気が出始めている小さな街から少し離れた小川沿いの家にAirbnb経由で2泊3日滞在しました。

リビングストーンメナーはアメリカのフライフィッシング誕生の地なのだそうです。
リビングストーンメナーをはじめキングストンなどキャッツキルの小さな町の周辺にはおしゃれなビール醸造所や地元の素材を使ったレストランや個性的なお店がちらほらあり、日本でいえば長野県の軽井沢や白馬のようなエリアをイメージでしょうか。
軽井沢まで大きな町になってはいませんが、スキー場や山や川のアクティビティを楽しみ、ゆっくりと家族など親しい人と過ごす場所です。
軽井沢の別荘ように夏季や冬季のバケーションのみに訪れるというよりは、ニューヨーカーたちが平日は市内で仕事をこなし、週末にアップステートのセカンドハウスを訪れ、ゆっくりと自然との豊かな時間を過ごすという週末移住ライフスタイルとして根付いているようです。ちなみにカナダとの国境もあり広大なニューヨーク州、アップステートはニューヨーク市を除く、どこを指すのかはニューヨーカーの中でも認識が分かれる難題だそうです。
キャッツキルでの旅の様子は、次回Part1で。