興隆するD2Cブランドをターゲットにした体験型展示店舗とRaaS

カフェ・レオン・ドレの隣には、近未来的な印象を発信する店舗が並んでいます。
こちらは様々な最新プロダクトがキュレーションされたブランドや製品を発信するフラッグシップショップ、ネイキッド(Naked)です。
店内に足を踏み入れると、ボルボの高級電気自動車ブランド、ポールスター(Polestar)の最新モデルPolestar2の黒いボディが目に飛び込んできます。
コスメ、食品、ガジェットなど幅広いラインナップの製品が並べられ、第25回コラムのホームフィットネスでご紹介したコネクティッド・ホームフィットネス機器トーナル(Tonal, tonal.com)や第22回コラムでご紹介したビーガン素材でできたEバイク、タルフォーム(Tarform)もディスプレイされていました。
コンシャスな消費とそれを体現するブランドを共に育てる場
ネイキッド
ネイキッドはどんなお店なのでしょうか。ネイキッドを紹介するウェブサイトのページには、
―"A highly curated assortment of the most innovative, sustainable and community-driven brands."
(最も革新的で、サステナブルで、コミュニティ主導のブランドを高度にキュレーションした品揃え。)
―"Naked, a shopping solution that facilitates brand activations and custom concept stores, is redefining “conscious consumption.”
(ネイキッドはブランドの活性化を促進するショッピングのソリューション、かつ、独自のコンセプトストアで、コンシャス消費(意識ある消費)を再定義しています。)
と書かれています。
消費者にとっては、未来を体現する新しいブランドや商品との出会いの場を提供し、意識ある消費を生む物理的店舗であり、かつ、D2Cブランドなど直接顧客と物理的に接する機会を持たない、もしくは機会が少ないブランドや企業にとっては、顧客との効果的な接点を比較的少ない投資で提供してくれるサービスであるといえます。
ネイキッド店内の様子は公式インスタグラムにビデオが掲載されていますので、そちらをご覧いただきつつ、まずはネイキッドにラインナップされていた主な商品をざっとご紹介したいと思います。
未来のモビリティ
ポールスター、タルフォーム、ケーク

今回訪問した期間にはスウェーデン発の電気バイクのケーク(Cake)から、Ösa lite、ボルボ社が展開する電気自動車ブランドのポールスター(Polestar)からPolestar2、ニューヨーク発の電気バイクでエコフレンドリーな素材で作られ、サステナブルなライドを追求するタルフォーム(Tarform)のLUNA、デンマークコペンハーゲンの電気バイクのスタートアップ、メイト(MATE.)が展示されていました。
それぞれ未来のモビリティを体現する存在感のあるデザインが人目をひきます。ポールスター2はドアを開けて中に入って座ることができます。
テクノロジーとサステナビリティを追求したヘルスケアプロダクト


デジタルフィットネス機器とワークアウトプログラムを自宅でジムのようなフィットネスを提供するトーナル(Tonal)、こちらはここでワークアウトのトライアルをすることもできます。
口にくわえるだけで一度にすべての歯を磨くことができるニューヨーク発のスマート歯ブラシ(SymplBrush)、スタイリッシュなマッサージ機器を展開するセラボディ社(Therabody)のTheragun MiniとElite
未来のライフスタイルとアイデンティティを体現するブランド&プロダクト群
カナビス(大麻)製品から日本初の苺まで


