Part1では、サンクスギビングデー向けた、あっぱれな出来栄えのAmazonカタログを取り上げましたが、Part2ではブラックフライデー用、親のショッピングのための子どもを預かるサービス、映画館の最新事情、そして競争が激化する動画配信サービスをご紹介させて頂きます。
ブラックフライデー用、親のショッピングのための子どもの預かりキャンプ

子どもをこのMy gymという子ども向けのスポーツ施設に預けて、ブラックフライデーのショッピングに行ってきてくださいね!
という親向けの預かりサービスのイベント情報です。
このイベントは2歳半から13歳までの子どもを対象、価格は午前、午後に分かれたセッションがそれぞれ施設の会員40ドル、非会員50ドルというものです。
朝から夕方まで、もちろん有料ですが、おやつやランチも提供され、子どもはこのスポーツ施設でアクティビティをして遊んで過ごし、その間に親は思う存分子どもなしのショッピング時間を楽しむというものです。
なかなかショッピングが大好きなアメリカらしいサービスですね。
加えて、アメリカでは"Parents Night Out"と呼ばれる、子どもを持つ夫婦が2人だけの時間を楽しんだり、親が自分の時間を楽しむための同様の子ども預かりイベントが、上記のようなスポーツ、アート、ダンスなど様々な子ども向けサービス組織が主催し、頻繁に開催されています。こういった文化があるアメリカだからこそ、親が自分たちだけの時間を楽しむという価値を提供するサービスやビジネスが成立するんですね。
日本だと、まだまだ親が自分だけの時間を楽しむために子どもを外に預けることには罪悪感があったり、世間の風当たりを気にしたりして、実際にこのサービスを利用するにはハードルが高いように思います。
しかしながらアメリカでは、親も一人の人間、全ての人は自分の好きなことをしたりして個人を充実させることが大切と考えられており、こうした子どもを持つ親向けの自由時間提供ビジネスが存在するのです。
ベビーシッターやナニーも、定期的に雇う以外にスポットでナイトアウトのために雇ったりすることも当たり前のようにされています。
文化や価値観が成立させるサービスの典型例といえるかもしれません。
個人的には、子どもを持つ親が、親という役割をおろして、自分自身を充実させることで、よりよく親という役割を担うことができることに繋がると思いますので、こういったサービスが日本でも世間の厳しい声なく、自由に使えるようになるといいなと願いつつ、いつか利用してみたいと思っているところです。
ホリデーシーズンに欠かせないエンターテイメント
ショッピングやクリスマスプレゼントに加えて、ホリデーシーズンに欠かせないのが映画などのエンターテイメントです。
寒さが厳しいこちらの冬は、屋内で温かく楽しめるエンターテイメントがなくてはならない存在です。
この時期はたくさんの新作が封切されます。
我が家も先日日本でも同時公開された『FrozenⅡ(邦題:アナと雪の女王2)』を観に行きました。
本編上映の前に流れる新作映画の紹介、プレビュー(こちらではトレイラーといいます)が長かったですね。30分くらいあったのではないでしょうか。
さて、映画の中身はさておき、今回映画のチケットをAMCという映画チェーンのシアターで観るためにウェブで購入したのですが、このシアターでは飛行機の航空券のように、購入しようとする時間帯やアクセスした時間によって、チケットの価格が変動するものでした。
恐らく、空き状況、需要と供給によって価格が変動しているのだと思うのですが、私たちが行こうとしたシアターでは以下のような値段となっていました。
(筆者が2019年11月21日にAMCのウェブサイトにアクセスし、特定の映画館の異なる日時のFrozenⅡのチケットの価格情報を抜粋)
NOV 22, 2019 8:30 pm Adult $11.99 USD Child Age 2-12 $8.99 USD Senior Age 60+ $10.49 USD | NOV 23, 2019 3:30 pm Adult $9.49 USD Child Age 2-12 $7.99 USD Senior Age 60+ $7.99 USD | NOV 23, 2019 6:30 pm Adult $11.99 USD Child Age 2-12 $8.99 USD Senior Age 60+ $10.49 USD | SUNDAY, NOV 24, 2019 11:00 am Adult $8.99 USD Child Age 2-12 $8.99 USD Senior Age 60+ $8.99 USD |

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