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昨年より生成AIおよびそれに関連する半導体開発が市場を席捲していますが、今回は、一昨年に注目された「Web3.0」をAIブームの視点より考察してみます。

Web3.0関連の事業環境整備の検討体制の強化を目的に、2022年7月に「大臣官房Web3.0政策推進室」が設置されましたが、「経済秩序の激動期における経済産業政策の方向性」資料でWeb 3.0は、「ブロックチェーンによる相互認証、データの唯一性・真正性、改ざんに対する堅牢性に支えられて、個人がデータを所有・管理し、中央集権不在で個人同士が自由につながり交流・取引する世界」と説明され、以下の様な経済効果が期待されています。

今回は、ナィーブ(理想的?)な組織をテーマに、目にとまる、心に留めた人と組織にまつわる内外のあれこれをクリッピングしつつ考察します。

近年、欧米を始め、国内でも従業員の満足度調査(Employee Satisfaction)やエンゲージメント調査(Employee Engagiment)を通じて、従業員のパフォーマンスやモチベーションを評価、組織の課題等を洗い出し、業績の向上や組織の改善、離職率の低下等、経営に役立てる企業が増えています。

オランダのランスタッド社の2019年に実施したグローバル調査によれば、日本は「仕事に対して満足」と回答したのは42%と、調査対象34カ国中最下位であり、また、米...
ECの進展と岐路

様々な調査結果をもとに「ECの進展と岐路」について考察してみます。


経済産業省の資料、市場調査によれば2020年のBtoC市場を合算したEC化率は世界全体で16.1%、日本国内はその約半分の8.08%でした。コロナ禍で物販系分野が伸長した一方、旅行サービスを中心にサービス系分野は大幅に減少しました。
市場規模は、世界が4.21兆USドル(日本円換算にして約440兆円)であるのに対して、日本のは約19.3兆円となっており、世界全体は日本の約22倍以上もの巨大なマーケットが形成されており、2022年予測では5.70兆USドルと著しい成長が見込まれています。

「コロナ禍での人材採用」に映る日本人の働き方の意識変化と生産性

「コロナ禍での人材採用」の現状と「仕事選びの変化」について各社の発表したリサーチ結果を概観しつつ、日本人の働き方の意識変化と生産性について俯瞰してみます。


マンパワーグループが発表した2022年第2四半期雇用予測リサーチ結果によると、季節調整後の*純雇用予測は+6%で、前四半期比より-3ポイント、雇用意欲はコロナ禍の影響により2期連続で前四半期よりマイナスとなっています。

*純雇用予測:「増員する」と回答した企業数の割合(%)から「減員する」と回答した企業数の割合(%)を引いた値