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NYノマド 第14回 悪戦苦闘するリアル店舗、進化する売り場~顧客のジョブを片付ける Part2. 顧客のジョブを片付ける

この「顧客のジョブを片付ける(Job to be done)」というジョブ理論を提起したのは、惜しくも先般亡くなられたハーバード大学ビジネススクール教授のクレイトン・クリステンセン氏です。

彼は、「顧客は自分が抱えるジョブを片付けるために、サービスや製品を雇って(Hire)いるのであり、革新的なイノベーションを生み出すには、顧客のジョブは何かを定義し、それを解決するサービスや製品を開発する」必要性を唱えました


この概念はとてもシンプルで明快です。


彼の著書の中ではミルクシェイクの開発の事例が掲載されています。

ミルクシェイクの店頭での顧客観察から、ミルクシェイクは朝に購入する顧客に対しては車通勤の退...

NYノマド 第14回 悪戦苦闘するリアル店舗、進化する売り場~顧客のジョブを片付ける  Part1 Amazonも虎視眈々と狙うオンライン処方箋薬局市場~NY地下鉄の広告
皆さん、こんにちは。2月3日の節分、そして2月4日の立春を経て、春の訪れの芽吹きを感じる季節となりました。アメリカでも春の到来を占う古くからの儀式があります。


日本の節分とも時期がほぼ同じというのは興味深いですね。春が訪れる暦は万国共通なのかもしれません。

さて、どのように占うかといいますと、このグラウンドホッグ、冬眠から目覚めた1匹を籠の中から外に出します。
そしてこのグラウンドホッグが自分の影を見ると春の到来を啓示し、見なければまだ冬が続くというものです。
NYノマド 第13回 2020年、気になるビジネス!ーグリーンラッシュに沸く、娯楽用大麻産業 Part4

グリーンビジネス・エコシステムの形成とネガティブイメージの一掃


すでにコンシューマー向けの様々な商品サービスが展開されているこの大麻マーケットでは、栽培から商品開発、販売や流通といったビジネスの上流から下流に関わるビジネスが続々と生まれています。


例えば、カリフォルニアのパロアルトベースのConfident Cannabis社は、大麻のテスト、販売、購買などを支援するオンラインプラットフォームを提供しています。

グリーンラッシュに沸く昨今、低品質の大麻や粗悪品が出回っていることもあり、大麻の栽培環境や品質テストなど、品質保持のためのサービスが求められていることに対応したビジネスです。

同社は大麻生産者...

NYノマド 第13回  2020年、気になるビジネス!ーグリーンラッシュに沸く、娯楽用大麻産業 Part3

チョコレートから美容、スパークリングウォーター、そしてペットのおやつまで!? 幅広い商品・サービス展開

それでは早速、具体的にどんな消費者向け製品・サービスがあるのか眺めてみましょう。


CBD商品としては、主要なものとしてオイル製品が挙げられます。

NYノマド 第13回 2020年、気になるビジネス!ーグリーンラッシュに沸く、娯楽用大麻産業 Prat2-緑の金脈、嗜好用(娯楽用)大麻ビジネス市場 

画像:https://www.businessinsider.com/legal-marijuana-states-2018-1より引用

オランダやカナダといった国ですでに合法化されている娯楽用大麻ですが、アメリカではコロラド州、イリノイ州、カルフォルニア州をはじめ11の州とワシントンDCで合法化されています。
医療用大麻はアメリカの33州で合法化されており、大麻から抽出される成分が鎮痛作用、沈静作用、催眠作用、食欲増進作用、抗癌作用、眼圧の緩和、嘔吐の抑制などがあると言われ、ガンの緩和ケアなど活用されていますが、まだまだその効果や可能性は発展途上でもあります。
しかしながら、様々な可能性を秘める大...