今回ご紹介するのは、アメリカでも人気のあるアパレルブランド&ショップであるAnthropologieやFree Peopleなども展開するUrban Outfitters, Inc.が2019年夏に開始した洋服の月額レンタルのサブスクリプションサービス、Nuulyです。
孤立経済で人々の外出が減る中、衣類などのアパレルは需要が激減しています。結果、J.Crewグループが5月に破産申告をするなど、アメリカでも大手のアパレル企業や小売店は苦境にさらされています。
リオープンの段階が着々と進んでいるものの、その反動でコロナウィルス感染が爆発的に増加する州なども増える中、アメリカではまだまだ自宅にこもる生活が中心となっていると言えます。
先にもご紹介したように、なるべく自宅から、様々な経済、社会活動を行うという生活スタイルが続いています。
こうした、消費者が自宅から外出をあまりせずに生活を営み、自宅から様々な経済活動を営む"The Isolation Economy(孤立経済)"に移行したといいます。
コロナウィルスで生活必需品以外の消費が落ち込む中、企業は特徴やベネフィットを強調するのではなく、顧客の頭の片隅に少しでも自分たちの存在があることを思い出してもらえるようなメッセージを広告で打つようになりました。そして、顧客に対して、"US(私たち)"をイメージする言葉や映像が広告に盛り込まれているといいます。
顧客と自社を購買や利益の関係性ではなく、共にこの難局を乗り越える仲間、コミュニティとしての"US(私たち)"です。
私は自身が作り上げてきたオフラインのコミュニティをこれまで紹介してきましたが、何か特定の問題に取り組むのではなく、敢えて議題や解決を強制しないことで気軽な雰囲気を作ってきた、というような説明をしてきました。そして、その緩さから開催数が70回を超える会を構築したとも説明しましたが、その楽しく話してきた内容について今回は紹介したいと思います。
会ごとに話される内容は、事前に予期できずランダムに近いので、何の話が聞けるかはわからないという不安定さはあるものの、通してみると次に紹介するような内容が交わされ、参加者をひきつけています。
前回は比較的多くのメンバーから聞きやすい話題、本人の年齢や職業に由来する...
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